倭人とアクロティリのフレスコ画



古代エーゲ海


倭人は帯方東南大海の中に在り、山島によりて國邑をなす。もと百余國。漢の時に朝見する者あり。今使訳通ずる所三十國」(『魏志』倭人伝)

「葡萄(ぶどう)酒色の大海(エーゲ海)にクレタと呼ぶ地がある。そこには数知れぬ多くの人々が住み、九十の町があった」(『オデュッセイア』第19歌)

「町はその数、百にのぼると称されるクレタ」(『イーリアス』第2歌)

「北側の海岸はファシスから始まり、ポントス、ヘレスポントからトロイアのシゲイオンまでエーゲ海に向かって弧を描き、南側の海岸はフェニキアのミリアンドラス湾からトリオピオンの岬までエーゲ海に向かって延びている。 この半島には三十の民族が住んでいる」(ヘロドトスの『歴史』第四巻)


トロイア戦争は『イーリアス』で物語られるアカイア人によるギリシャ連合軍と小アジアのトロイア王国との間で起こった戦争です。アカイア人によるギリシャ連合軍は10万人以上で大船団を編成し、エーゲ海を渡り、ダーダネルス海峡から上陸を行い、両軍が激突しました。


「イーリアス」は現代中国語で「伊利亚特」

「伊都國」はトロイア王国 (?)

「トロイ」は現代中国語で「特洛伊」

「自女王國以北 特置一大率」(『魏志』倭人伝)


「蓋國在鉅燕南 屬燕」(『山海経』第十二 海内北經)

蓋国は鉅燕の南、倭の北にあり。 倭は燕に属す

朱崖 (?)

テラ島のアクロティリのフレスコ画 紀元前16世紀 © National Archaeological Museum


「樂浪海中有倭人」(『漢書』地理志 燕地条)

楽浪海中に倭人あり

テラ島のアクロティリのフレスコ画 紀元前16世紀 © Museum of Prehistoric Thira

ギリシャ語 "γάλα" (gála) = "milk," "Milky Way"

「楽浪」= "γάλα" (?)

ギリシャ語で「夜空の光の帯」は "γαλαξίας" (galaxias) または "κύκλος γαλακτικός" ("milky circle")

「儋耳」= タンジー (tansy) (?)(ギリシャ語の「不死」に由来する)


「周時天下太平 越裳獻白雉 倭人貢鬯草」(『論衡』儒増篇第二十六)

周の時、天下は太平にして、越裳は白雉を献じ、倭人は鬯草を貢す

テラ島のアクロティリのフレスコ画 紀元前16世紀 © Museum of Prehistoric Thira

帯方 (?)

テラ島のアクロティリのフレスコ画 紀元前16世紀 © Museum of Prehistoric Thira



December 1, 2024   Takahiko Nakagawa